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No0003 Evernoteの導入・活用方法の実際

ポイント

ここでは、

Evernoteを使う意味、導入方法、使い方を理解すること。

が学習ポイントです。
日常的に使用するものですので、十分過ぎる程、理解を深めてください。


講義担当

浅野 利博

概要

Evernoteとは、
ノートを採ることに特化したWEBサービスです。

纏めると、
  • 通常のブラウザ検索でノートも検索対象となる。
  • 容量無制限で記録できる。
  • インターネット上の何処からでも、全く同じ閲覧・登録ができる。
  • 物忘れから解放される。
  • 何冊でもノート(ノート・ブック)を作成できる。
  • ブラウザのみでも同様の操作ができる。
  • 事実上全てのマシン専用のアプリケーションが提供されている。
  • それぞれのページには、自由にタグ付けができる。
ということになります。
作成したノートは、Evernote Corporationが準備しているサーバー上で保存・管理されます。
そのため、あらゆる端末で、何処からでも閲覧することができます。
まずは、
考える前に記録する癖を付けてください。
「良い研究は記録から」です。
特にブラウザで検索を行う時に、
検索結果上部に、Evernote内のノートをも自動的に検索して結果を表示してくれる機能は強力です。

図解


説明

コンテンツを作成するのに、Evernoteの必要性を疑問視されるかもしれませんが、
前回「No0002 開発環境に関して」でも説明させて頂いている通り、
学習内容・アイデア・コードスニペット等を記録しておくために必須のWEBサービスです。
これを怠ると、
  • 「さっき思いついたことって何だったのか?」
  • 「この処理は前にも作ったことがあるけど、どうすれば良かったのだろう?」
  • 「前バージョンでは何をしたのだったかな?」
  • 「昨日見つけたサイトってどこだったかな?」
  • ...
等、同じことを年度も行わなければならない羽目に合ったり、折角思いついたアイデアを失いかねません。
記録をする癖のない方には、良くある症状です。

最初は使い方・場面に悩むかも知れません。
  • 「何を書けば良いのだろうか?」
  • 「どのように書けば良いのだろうか?」
  • 「こんなことは書く必要もないな!」
  • 「このサイトはブックマークしたのでクリップする必要はないな!」
  • ...
等だと思われます。
しかし、そのようなことを考える前に、
  • 役立ちそうなサイトを見つけた時は、クリップしておく。
  • 思いついたことは記録する。(そのままボイスメモ)
  • 良く使いそうなコードは、内容を付けて、コピーしておく。
  • 作業に入る前には、「何時」「何処で」「誰が」「どのような作業を行うのか?」を必ずボイスメモに記録する。
  • 打ち合わせが必要な場合には、ボイスメモで全てを録音しながら議論する。
  • ...
等、面倒くさがらずに、何でも記録してください。
必要であれば、暇な時にでもゆっくり整理するば良いのですから。
記録さえしておけば、
Evernoteの強力な検索機能を使って、簡単に必要な情報を検索することができるようになります。
忘れてしまうようなことはなくなります。
記録できる容量は無制限です。


形式や、順序、内容等、一切無視して頂いて結構です。
思いつくまま、何でも書き込んでください。
それとは別に、日記のようにボイスメモを採ることもお勧め致します。
特に、作業に入る前には、「何時」「何処で」「誰が」「どのような作業を行うのか?」を必ずボイスメモに記録する癖を付けてください。
これは、後にご説明します「バージョン管理」とも密接に関連してきます。
バージョン管理やその関係性は、バージョン管理の解説のところでご説明致します。

導入方法(費用 ... 無料)

目的が理解できたところで、実際の導入方法の移ります。
iPhone / iPad / iPod でも同様です。
お持ちのマシン全てにインストールしておくと、非常に便利です。(自動的に全て同期されます)
  1. Evernoteにアクセスします。



  2. 中央の「Evernoteを無料で入手」をクリックします。



  3. 右側のアイコンの下の、「Mac App Storeで見る」をクリックしてください。
    「App Store」アプリが開きます。
    下記のような画面が表示されれば、「アプリケーションの起動」をクリップしてください。

    直接「App Store」アプリを起動し、検索で「Evernote」としても同じことです。


  4. 右側アイコン下の「無料」ボタンをクリックしてください。
    下記画像は、既にインストールされている状態のものですので、「無料」ボタンはなく「インストール済み」となっております。



  5. インストールは自動的に進行していきます。
    完了するまで待つだけです。
これでアプリケーション自体のインストールは完了しました。
しかし、
EvernoteはWEBサービスですので、このままアプリを起動しても、何もできません。
まずは、Evernoteで利用者登録(無料)が必要です。
  1. Evernoteにアクセスします。



  2. 右上の「アカウント作成」をクリックします。



  3. 必要な情報を全て入力してください。
    良く悩むのは、一番したの「下に数字を入力してください」だと思います。
    これは、表示されているものをそのまま入力するだけです。
    下記に注意してください。
     ● メールアドレスの入力間違い
      ● ユーザー名を忘れない
      ● パスワードを忘れない
    登録が完了すると、入力したメールアドレスにメールが届きます。
    登録内容に間違い・不正が無いのか確認するためのものですので、メール本文を確認して、指示に従ってください。
    「登録を完了するためには、下記リンクをクリックしてください」のような文があるはずですので、クリックしてください。それだけです。
これで全てが整いました。

使用方法

インストールが完了しているはずですので、早速アプリケーションを起動させてください。
Macintoshの場合には、通常全て「アプリケーション」フォルダにアプリケーションはインストールされます。
Finderでは上記のような画面が表示されます。
Evernoteをダブルクリックしてください。
下記のような画面が表示されます。

登録した「ユーザー名」「パスワード」を入力してください。
入力したら、「サインイン」ボタンをクリックしてください。
「ログイン情報を保持」にチェックが入っていると、以後自動的にログインされるので便利です。
これで、利用することができるようになりました。

それでは、実際の使用方法の説明に入ります。

執筆待ち

注意事項

全ての機能を無料で利用することができます。
が、無料の場合、1ヶ月内に利用出来る容量に限りがあります。
規定の利用料を超えると、その利用月は利用できなくなります。
$5/mo程度ですので、必要に応じて、有料版の登録を行ってください。
学習・仕事を行い続けるのであれば、決して損にはならないはずです。
しかし、有料版が必須というわけではありませんので、ご自身で判断してください。

総括

とりあえず、何でも「ボイスメモ(録音)」することです。
後でゆっくりテキスト化することも、加工することもできますので。
文章をタイプしていると、肝心なことを忘れかねません。まずは、ボイスメモです。

EvernoteがWEBサービスであることは説明しました。
ここで、感のよい方は、
  • このようなサービスを自分でも作成できるのではないのか?
と、考えられたことと思います。
その通りです。

このようなサービスを作成すること自体は然程難しくはありません。
本サイトで勉強を重ね、様々な技術を身につければ、ご自身のEvernoteを作成することさえ可能なのです。
ここで、Evernoteを導入して頂いた目的の1つには、そのような意図もあります。
しかし、
実際作成しても、サーバーの準備・運営・コスト、開発コストが膨大にかかります。
ですので、
良いサービスは利用する方が懸命です。
使うことで、
そのようなサービスが
  • 「どのように作成されているのか?」
  • 「どうすれば作成できるのか?」
  • 「もっと効率的に機能させるには、どうすればよいのか?」
  • 「もっと... もっと...」
を考えるようになります。
使うことが、考えるきっかけとなり、そのこと自体が、良い勉強となるのです。
つまり、「最高の教師」です。
専門で教えているような教師は決して「最高ではない」のです。

前回

No0002 開発環境に関して

予告

これで学習していく土台は準備できました。
次回はWEBサーバーを実際に準備します。
No0004 WEBサーバーの準備」を講義します。
WEBサーバーを管理するための知識は経験を含めて膨大なものになります。要求されるレベルが高いのです。
本講座の趣旨に削ぐわない内容ですので、詳細は別の機会にご説明できればご説明することとして、
次回は、
  • WEBサーバーの概要
  • 簡単に使うことの出来るようにするための準備
  • 簡単な設定方法
  • 実際に利用してみる
といった内容を講義致します。

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履歴

2012/10/20説明・導入方法・使用方法・注意事項・総括を追記。

2012/10/19新規作成(執筆途中)
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